庭木の施肥は毎年必要?
庭木を元気に育てたいと思うとき、多くの方がまず思い浮かべるのは「水やり」や「剪定」ではないでしょうか。確かにどれも欠かせないお手入れですが、意外と見落とされがちなのが 「施肥(肥料を与えること)」 です。
人間が毎日食事をとって健康を維持しているように、庭木にとって肥料は生きるためのエネルギー源です。特に住宅地の庭は自然の森とは違い、落ち葉や有機物が少なく、土壌の栄養が年々乏しくなりがち。
「うちの木は毎年葉の色が悪い気がする…」
「花や実のつきが年々少なくなっている…」
そんな小さな変化も、実は肥料不足が原因かもしれません。
そこで今回は、庭木の施肥は毎年必要なのか? というテーマで、施肥の役割や続けることで得られる効果についてご紹介します。

目次
施肥が必要な理由
庭木は土壌から栄養を吸収して成長していますが、住宅地や庭の土壌は自然環境と違い、養分が少なくなりがちです。落ち葉や有機物が自然に分解されて栄養を補給するサイクルが働きにくいため、そのままでは栄養不足になってしまいます。
その結果、
- 枝葉が弱々しくなる
- 花や実のつきが悪くなる
- 病害虫にかかりやすくなる
といった影響が出てきます。
腐葉土が土壌の性質を改善する役割を持つのに対し、肥料は庭木に直接栄養を与えるものです。どちらも必要ですが、「樹木の体を支える」ためには施肥が欠かせません。
施肥は毎年1回がベスト
庭木の栄養補給は、年に1回の施肥を習慣化するのが理想です。特に休眠期の冬に有機肥料を与えると効果的です。
毎年の施肥を続けることで、急激に変化するのではなく、徐々に土壌が改善され、安定した生育環境が整っていきます。
毎年根が伸びて更新されるからこそ必要
庭木は毎年新しい根を伸ばし、古い根から新しい根へと更新を繰り返しています。健全な根が育つことで、養分や水分を効率よく吸収でき、結果として枝葉が元気に育ちます。
もし栄養不足のまま根が更新されると、新しい根が十分に育たず、庭木全体が徐々に弱ってしまうこともあります。
まとめ:施肥は毎年の習慣に
結論として、庭木の施肥は毎年行うことが大切です。
- 施肥は庭木に必要な栄養を補給し、健康を維持する
- 年に1回の施肥で十分な効果が得られる
- 根の更新とともに庭木は元気になり、枝葉も充実する
- 時間をかけて土壌環境は良くなっていく
庭木を長く健康に保つためには、毎年の施肥を“習慣”として続けることが最も効果的です。
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