庭木の害虫駆除薬剤散布は毎年必要?
「毎年のように庭木に虫がついてしまう」「薬剤散布をしないと枯れてしまうのでは?」
庭木の健康を守りたい方にとって、害虫対策は避けて通れないテーマです。
この記事では、庭木と害虫の関係、薬剤散布の必要性、注意点について整理しました。

目次
庭木には害虫がつきもの
庭木は自然の中で生きているため、害虫の発生は避けられません。アブラムシ、カイガラムシ、ハマキムシなど、種類は季節や環境によって変わります。
特に新芽や若葉が多い時期には被害が出やすく、気づかないうちにどんどん勢いを失ってしまうこともあります。
毎年被害にあうと庭木が弱る
害虫の食害が毎年続くと、庭木は確実に弱っていきます。光合成に必要な葉を失うことで、成長や開花にも影響が出ます。
一度弱った庭木は樹勢を取り戻すまでに数年かかることもあり、景観や日陰づくりといった役割を果たせなくなる恐れがあります。
駆除よりも予防が大切
発生してから駆除するよりも、事前に予防するほうが効果的です。薬剤散布による予防は、被害を未然に防ぎ、庭木の健康を長く保つために欠かせません。
毎年の薬剤散布は、庭木の“健康診断”のようなものです。
毎年薬剤散布することで健康を保つ
定期的な散布によって、害虫の大発生を防ぎ、安定した樹勢を維持することができます。
特に松のように害虫被害が致命傷になりやすい庭木は、毎年の薬剤散布が欠かせません。マツノマダラカミキリなどの害虫は、一度入ってしまうと回復が難しいため、予防が最大の防御策です。
害虫の種類に合わせた薬剤選び
ただし、毎年同じ害虫が発生するわけではありません。年によって種類が変わることもあり、それに応じて薬剤の種類を調整する必要があります。
「とりあえず同じ薬剤を散布すればよい」という考え方では十分な効果を得られない場合があるため、注意が必要です。
菌類の病気には薬剤駆除は効かない
注意したいのは、害虫駆除用の薬剤では菌類による病気(うどんこ病、すす病、てんぐ巣病など)を防ぐことはできないという点です。
庭木に異常が見られたとき、「害虫か病気か」の判断は専門知識が必要です。菌類の病気が疑われる場合は、造園業者や樹木医など、プロに相談することをおすすめします。
まとめ
- 庭木には害虫がつきもので、毎年の被害で庭木は確実に弱る
- 駆除よりも予防が大切で、毎年の薬剤散布が庭木の健康を守る
- 松などは害虫被害が致命傷になることもあるため特に注意が必要
- 害虫の種類に応じた薬剤選びが大切
- 菌類の病気には効かないため、専門家への相談が安心
庭木を長く元気に保つためには、薬剤散布を「毎年の習慣」にすることが最も効果的です。
サッパリーズでは、害虫駆除薬剤散布の年間管理を行っています。また、突然の害虫被害時には1回限りの薬剤散布も可能です。さらに、菌類が引き起こす病気への殺菌薬剤散布や、樹木医による診断サービスもご用意しています。庭木の様子がいつもと違うけど大丈夫?と思ったら、気軽にご相談ください。